香りを感じた時「あの頃を思い出す」「あの場面を思い出す」など、その時の感情も一緒に蘇えることがあります。
嗅覚によって思い出される記憶は、他の感覚刺激によって思い出される記憶よりも、
より鮮明で、より感情的であると言われています。嗅覚のこの特性を活かして、癒しの効果を高めるのがアロマテラピーです。

Set with different dark glass bottles with essential oils on wooden board decorated lavender sprigs. Aromatherapy concept



精油のよい香りでリラックスしたり、気分や体調が良くなったりするアロマテラピーは、
すでにご存知の方も多いと思います。
その香りをアートで楽しむのがアロマアートです。


BAGIL /  droppe



2015年、ハーブとアロマの学校へ行っている頃、
香りを覚えるため「色鉛筆で例えるなら何色?ノートに色を記しておいたらいいですよ。」と、
先生が12色の色鉛筆を差し出してくださったのがきっかけです。

そのアロマオイルの効能を勉強したページに、ただくりくりっと色を塗っておくのではなく、
無意識に香りが伝わってくる感じを一緒に描いたのです。
その時は、香りをかぐのが楽しくて、勝手に手が動いたと言った感じでした。

ゆらゆらと漂いながら伝わってきた感じ、シャープで冴えるような印象など、
太い線、細い線、丸、三角、四角で表現して、香りのイメージを捉えたいと思ったんです。
トップノートからミドルノート、ベースノートまで、後からじわじわと感じたり、
ふわふわして消えていったり。プチプチと弾けたり。

授業中にもかかわらずこれが楽しくなり、そうだ、これってアートにならないかな?と。
香りの勉強の延長線上にある私のメモのようなものですが、これからも続けていきたいなと思っています。





植物を目で見てスケッチするのも楽しいけれど、香りをとらえて、イメージを膨らませるのは、
自分だけの世界を作り出すことも可能となります。
嗅覚と手を連携させて表現することは、より脳の活性化につながるかもしれませんね。



Black pepper / droppe



アロマアートのワークショップでは、初めはみなさん戸惑われます。
「匂いを描くってどういうこと?」「何をどう描けば?」など。
嗅覚と手を繋ぐことがあまりないですものね。
初めて使う画材もあったりして。
何枚か描いていくうちに、イメージをとらえて、どんどん自由度が増していきます。
好きな香りを見つけて、イメージに合った色を選んで、感じたままに紙の上に筆を落とす。
あとは手が動くまま。




精油の効果もあって、どんどんリラックスしてアートを楽しんでいただけました。
満足して描けたものを選んで、フレームに入れて作品として仕上げます。


参加者の作品

 


楽しかった思い出として、蘇ったらいいな。
また、ワークショックの機会があれば、お知らせしたいと思います。